末吉、レイテに思う(2)
カテゴリー: 護國日誌
2010年10月26日 火曜日

こんにちは、末吉です(⌒▽⌒)

 

テレビでインスタントコーヒーが美味しく飲めるサーバーを購入しました。

連日、飲みすぎで、ちょっと胃が・・・

 

 

<続きです>

大西閣下の命を受け、出撃された関中佐。

出撃当時、23歳。。。

ご母堂様と奥様との3人家族だったそうです。

ご家族の話は機会があれば・・・ということに。。。

 

当社にご参拝された方が関中佐と同郷で、

出撃前の休暇で帰郷された様子を語って下さいました。

 

『関さんはなぁ、、ワシが所用で駅のホームでおったら、

 丁度休暇で帰ってきたとこらしくてな、、、

 一言挨拶して、そのまま家に向かってったよ。

 最後に関さんを見たんは、お伊曾乃さん(伊曾乃神社)の前を通った時でな、

 夕暮れにたった一人でお参りしとった。

 なんや、長いこと手を合わせてなぁ・・・

 もう、戻って来れん事を感じとったんかもしれん。

 なんせ、小学校ではワシが先輩、関さんは後輩やったけぇ、

 関さんのことはよぅ知っとるんよ。。。』

 

∑( ̄□ ̄)ナント!!

実はこの方、関中佐の同郷どころか、先輩でした。。。

 

さて、戦況は悪化の一途をたどりつつある、昭和19年、

フィリピン沖では米連合軍が、

『I shall return 』

という言葉を残し撤退した、

ダグラス・マッカーサーの言葉通り、

フィリピン奪還にむけ、作戦を遂行していました。

 

『1週間でいいから、敵空母の甲板を使えないようにできないか?』

海軍の期待を一身に背負った大西閣下が、

フィリピンのマバラカット基地へ到着した時、そう言われたそうです。

当時、制空権は圧倒的物量により、米連合軍にありました。

そこで、空母を一時使用不可能な状態にし、

連合艦隊が米海軍を壊滅させるという作戦だったです。

余談ですが、このとき、彼の有名な『戦艦大和』『戦艦武蔵』も出撃しており、

戦艦武蔵は、19年10月24日に激戦の末沈没しました。

 

このレイテ沖海戦は、

我が大日本帝國海軍の主力艦隊を始め、ほぼ総力をあげての戦いだったのですが、

この戦いで、事実上壊滅状態となってしまいます。

 

ただ、唯一の戦果を挙げたのが、このときに始まった、

『零戦特攻』

だったのです。

250キロ爆弾を搭載した特攻機(関中佐は零戦)で、

上空から降下し、水面に平行して超低空飛行で、

敵艦の真横から突っ込む。。。

 

現代から考えれば、非人道的な作戦です。

それは、当時の大西閣下も予言しておられました。

当初から

『特攻は統帥の外道である』

とまで言い切り、最後まで海軍に意見したのですが、

結局、それも受け入れられず、その責任の全てを一人が受ける形となってしまったのです。

 

「わが声価は棺を覆うて定まらず。 百年の後、また知己なからんとす。」

当時の部下にそう言った通り、

現在でも、大西閣下の立場は賛否分かれるところです。

コメント / トラックバック2件

  1. ブロッケンの妖怪 より:

    今晩は、末吉さん

    勉強になりました。
    (無知で御免なさいです。 穴があったら入りたい。)

    特攻って、そんなに沢山あったのですね。 末吉さん、もしもブロッケンの父さんが生きていたら、きっと話が合うと思います。

    ブロッケンの父さんも、戦争の事や、当時の上に立たれる方々の事など、ブロッケンには、解りませんが。 末吉さんとなら、うんうん、頷いて、話しを聴いている事と思います。

    (父さんに捕まると、 仕事が出来ませんね。) 其ほど、好きでした。

    末吉さんも、沢山本を読み、勉強してるんですね。 凄いですね。 ブロッケン、 頭が下がります。

    又、解らない事がありましたら、教えて下さいね。

    (*^_^*)

  2. 末吉 より:

    ブロッケンの妖怪様
     
    こんにちわ~ヾ(@^▽^@)ノ
     
    いえいえ、末吉も言うほど勉強なんてしてないですよ。。。
    お父上様も非常にお詳しい方だったそうですが、
    一昔前であれば、
    戦争を体験されている方、
    その方々がお身内におられるご家族様は、
    恐らくそれが当たり前だったのでしょうね。
    しかし、
    今は、戦争の話しさえ憚られる昨今www
    なんとも、非常に悲しい現実です。
     
    当時、身を犠牲にして、
    この日本を護って下さった方々に対して、
    本当に申し訳なく思います。。。
     
    ブロッケンの妖怪様も、
    末吉のようなブログなどから、
    先ずは少しでも興味を持っていただければ幸いです。。。

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