末吉、レイテに思う(3)
カテゴリー: 護國日誌
2010年10月27日 水曜日

こんにちは、末吉です(⌒▽⌒)

 

今日は、、お手伝いで別のお社に来ています。。。

PCはモバイル用のデータカードがありますので、

電波が届くところならどこでも更新できます。。。

(ただ・・・使い放題とはいえ、ちょっと高いかもwww)

 

 

<続きです>

『特攻は統帥の外道である』

そう言いながら、命令を下さざるをえなかった大西閣下。

最近の記録を見ると、

8000柱を越える方々があらゆる特攻に出られました。

 

特攻は、

航空機特攻(零戦特攻や人間ロケット桜花など)

洋上特攻(ベニヤボート震洋など)

水中特攻(特殊潜航艇海竜、潜水器を身に纏う伏竜、人間魚雷回天など)

などなど、関中佐の公式特攻以後、ありとあらゆる特攻が戦場で用いられました。

 

 

終戦に近づくにつれ、

豫科練や少年兵(海軍予科練習生、陸軍少年航空兵の略・・・だったと思う)

が出撃することが多くなり、

純真無垢な少年たちが戦場へと散っていったのです。

年齢で言うと、、、

13、14歳くらい。

今の中学生です。

 

何度も繰り返しますが、

『特攻は統帥の外道である』

大西閣下が言われたことがわかる気がします。

 

 

当初、

関中佐の御母堂様である、

関 サカエ氏は、

『軍神の母』

と言われていましたが、、、

戦後、周囲の態度は180度激変し、

『お前の息子が先に逝ったけぇ、うちらの息子も続かないかんかったんじゃ!』

などと、罵声をあびせられ、石を投げられ、

まともな生活ができなかったそうです。

昭和28年に没するまで『草もち』を売って生計を立てていたそうです。

それは偏に、

『せめて・・・行男の墓を・・・』

  

その翌年の昭和29年、

関中佐の墓が建立されました。。。

しかし、御母堂様は墓前に立つことなく、

関中佐のもとへと旅立たれた後のことです。

 

レイテ沖海戦では、多くの将兵が散華されました。

そして、さらに多くの将兵がそれに続きました。

 

昭和20年8月15日、終戦の日。

大西閣下は、玉音放送を聞き終えると、

東京の自宅で割腹をするのです。

部下がたすけようとするも、それを制止し、

10数時間、もだえ苦しみ、

壮絶な死を遂げられました。

 

その遺書は、

現代の我々に対しての叫びにも聞こえます。

 

『特攻の英霊に申す

 善く戦ひたり深謝す

 最後の勝利を信じつつ肉弾として散華せり

 然れ共其の信念は遂に達成し得ざるに倒れり

 吾死を以て旧部下の英霊と其の遺族に謝せんとす

 次に一般青少年に告ぐ

 我が死にして軽挙は利敵行為なるを思い

 聖旨に副ひ奉り自重忍苦するの誠ともならば幸なり

 隠忍することも日本人たるの矜持を失う勿れ

 諸子は国の宝なり

 平時に処し猶克特攻精神を堅持し

 日本民族の福祉と世界人類の為

 最善を尽せよ』

 

 

関中佐の命日。

後世にわたり、その武勲を讃え、

現代の目覚しい発展の先駆けとなられた御霊に対し、

安らかならんことを祈りつつ、

同県である誇りを胸に、

まだ見ぬレイテに複雑な思いを馳せる、、末吉でした。

コメント / トラックバック4件

  1. 水の都のアマガエル より:

     関中佐のお墓。
     これまで何度も御参りする機会がありましたが、詳細を知るまでは、戦没者の代表の御方だという認識でしかありませんでした。
     末吉さんに様々な当時の背景や出来事などを教えてもらってからは、気持ちをこめて御参りするようにしています。
     来る11月2日、西条市において、合同慰霊祭が執り行われるそうです。その際には、戦没者の方々の御霊に心をこめて、感謝の気持ちと、安らかにお眠りくださいという気持ちをこめて改めて御参りしたいと思います。
     もう二度と、沢山の犠牲者を生む戦争なんて起きてほしくない。平和な世の中であってほしいと切に願います。

  2. 末吉 より:

    水の都のアマガエル様
     
    こんにちは、はじめましてヾ(@^▽^@)ノ
    投稿担当の末吉と申します。。。
    閲覧いただき、ありがとうございますm(_ _)m
     
    案外、
    知ってるようで、知らないことって多いですよ。
    末吉も、実は・・・
    うるおぼえの部分が多々あって、本を見ながら・・・
    って箇所がいくつもあります(//∇//) イヤン♪
     
    当然、末吉たち戦後生まれのものは、
    おっしゃるように、
     
    >『もう二度と、沢山の犠牲者を生む戦争なんて起きてほしくない。
     平和な世の中であってほしいと切に願います。』
     
    これが純粋な思いです。
    ただ、それが故に、

    『なぜ、そう思うのか?
     戦争とはどういうものなのか?
     英霊はどんな戦いをされたのか?』
     
    それを知ろうとする人と、
    それを知ろうとしない人とでは、
    同じ思いでも、全く違うのではないかと思ってます。。。
     
    11月2日の合同慰霊祭、
    首長をはじめ、市民、市外からも多くの皆様が参列されることを、切に願います。。。

  3. 逐 琢 より:

    大戦末期の特別攻撃に関して興味のある方は以下のHPをお読みになってみては如何でしょうか。
    http://www.geocities.jp/torikai007/1945/1944kamikaze.html
    興味深い記事があります。

  4. 末吉 より:

    逐琢様
     
    ∑( ̄□ ̄)ナント!!
    これはいいHPですね。。。
    末吉、ゆっくり、じっくり閲覧させて頂きます(⌒▽⌒)
    ありがとうございましたm(_ _)m

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