末吉、さらに知って話す
カテゴリー: 護國日誌
2012年8月26日 日曜日

愛媛縣護國神社裏千家流茶道教室

   ↑   ↑   ↑

(詳しくはコチラをクリック)

第十六回稽古日 8月26日 10時~15時(江戸宗禮先生)

~~~○~~~○~~~○~~~○~~~○~~~○~~~ 

 

おはようございます。

人生楽笑(じんせいらくしょう)末吉(すえきち)です(⌒▽⌒)

 

先日、S様から

樋口季一郎陸軍中将閣下のことをご紹介頂きました。

(詳しくは下をクリック)

   ↓  ↓  ↓

http://www.gokoku.org/topics/?p=5138

 

その日に、

護國日誌をいつも読んで下さってる、

『千代田の杜』様から直接メールが届きました。

それにはさらに樋口季一郎陸軍中将閣下についてのことが書かれてあり、

末吉、脱帽です。

 

以下、添付致します。

 

オトポール事件について時々俎上に上がりますが余り知られていないのは残念です。

オトポール事件の最中にドイツのヒットラー総統の意を受けたリッペンドロップ外務大臣から駐日ドイツ大使を通じ抗議が来て、廻りまわって直属の上司である関東軍参謀長 東條英機陸軍中将(当時)に呼び出しを受けます。当時、鬼より恐い関東軍参謀長と言われておりましたが、樋口将軍は理路整然とユダヤ人救済を述べて東條参謀長は反論できず同意をされたという逸話があります。

同盟国とはいえ人道に悖る要求に対し毅然とした態度と対応で一つ日本人としての面目を保った、この事は僅か七十年後に同じ国でありながら、だらしない外交しか出来ないどこかの国と一緒だと思うと残念です。

また、終戦間際の第五方面軍司令官兼北部軍管区司令官として見事に北方方面の戦闘を指揮し、現地軍の玉砕を厭わない精強な戦いと遅滞戦術で千島・樺太・北方四島は失いましたが、本土である北海道の攻略をさせられなかった事は名軍司令官として、また終戦前後の北方方面の本土防衛に関わる事績はもう少し知られて良いと思います。

但し本人は北方軍司令官の時にアッツ島が玉砕し将兵を救援も助ける事も出来なかった事を一生悔いておられたそうです。アッツ島は玉砕しましたがキスカ島撤収への軍司令官としての尽力は当たり前かもしれませんが特筆に値すると思います。

終戦後、ソ連は執拗に戦犯として拘束をしたがっていた様ですが、終戦間際の戦闘も含め、煮え湯を飲まされた事が原因と言われております。

終戦時、満洲方面に居た帝国陸軍の特務機関関係者は執拗にソ連に引っ張られ抑留され拷問などを受けて相当数の方々が行方不明として戦時死亡宣告を受けております。

詳しい事は陸軍中将 樋口季一郎回想録 芙蓉書房刊にあります。

  

末吉も樋口季一郎陸軍中将閣下の『キスカ島の撤退』については、

以前に本などで知っておりましたが、

千代田の杜様にしてもS様にしても、

どこでどう勉強するのか・・・。

これほど掘り下げてコメントを頂けることは末吉も勉強になります。

 

ほんの六十数年前のことなのに、

このようなことが忘れさられようとしている昨今、

我々の御祖先様は

胸を張って

『日本人だ!』

と言えるだけのことをしてこられました。

 

そのことは、決して忘れてはなりません。

そして、その武勲を、

そのあたたかいお気持ちを、

後世に伝えていくことが急務であります。

 

千代田の杜様、

メール、ありがとうございました。

 

 

~本日の予定~

①第十六回稽古日 8月26日 10時~15時(江戸宗禮先生)

   

~明日の予定~

①特にありません

        

~明後日の予定~

①大安です

コメント / トラックバック2件

  1. S より:

    「千代田の杜」様の玉稿、心から嬉しく
    何度も何度も肯きながら拝読させて頂きました。
    有難うございます。

    ご紹介されている『陸軍中将 樋口季一郎回想録』は、
    前日の拙文で紹介しようと思ってましたが、長くなるのと、
    本の宣伝ばかりになるので敢えて思いとどまりました。

    これは樋口中将ご自身の手により、
    昭和46年に『アッツキスカ軍司令官の回想録』
    として刊行されたものを、芙蓉書房から
    平成11年に改題して再刊されたもので、
    (約420頁 再刊時の値段は4300円+税)
    私もすぐに買って熟読し、今でも時折目を通すこともあります。

    ご事績であるオトポール事件やアッツキスカ作戦についての記述もありますが、全体の量から見て僅かで、回想録と云えば自分の功績を自慢したものも多々あるなかで
    樋口中将の回想録には、全くそうしたものは気配ひとつありません。お人柄、人格の高貴さが偲ばれると鮮明な感動を覚えたのが思い出されます。

    他にも当時のソ連や東欧について
    書かれたところもかなりあって、
    軍事的なものだけではなく、
    文化、芸銃、国民性にまで及んでいます。
    当時の軍人が、ここまで書き残した
    文献を私は他には知りません。
    (樋口中将は当時、陸軍ではソ連通、ソ連研究の第一人者として知られてたそうです)
    戦後の日本の政治や国際状況についても、ご自身の体験や研究などを踏まえた記述もあり、
    何か今の日本に示唆を与えるところも
    あるのではないかと感じます。

    これを機会に、ぜひ多くの方に読まれることを切望します。

  2. 末吉 より:

    S様
     
    こんにちは。
    コメントありがとうございます。
    S様からのコメントをきっかけに、
    千代田の杜様からもコメントを頂き、
    末吉も勉強させていただき、
    さらには、
    多くの方々にアッツキスカ作戦やオトポール事件をご紹介できたことは嬉しい限りであります。
    樋口将軍の回想録は絶対読みます。
    コメント、ありがとうございました。
    短いコメントのお返しですが、
    それ以上の言葉が見つかりません。

コメントをどうぞ

« »